专利摘要:

公开号:WO1984000804A1
申请号:PCT/JP1983/000268
申请日:1983-08-16
公开日:1984-03-01
发明作者:Masao Maki;Yasunori Kaneko;Hiroshi Fukuda
申请人:Matsushita Electric Ind Co Ltd;
IPC主号:F24S10-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 発明の名称
[0003] 太陽熱集熱器
[0004] 技術分野
[0005] 本発明は、 家庭用給湯などの目的に利用する太陽熱集熱器に 関するも ので、 詳しくはポ リ オ レ フ ィ ン系樹脂を主成分とする 集熱板の表面に選択吸収処理を施した太陽熱集熱器に関するも のである o
[0006] 背景技術
[0007] 太陽エネルギーを集熱する集熱面に望ま しい特性と しては、 その放射スぺク ト ルが紫外 · 可視 · 近赤外域にある太陽エネル ギ を極力大量に吸収すると共に、 その放射スぺク ト ルの大部 分が赤外域にある表面から放射損失を抑制する選択吸収性が挙 げられる。
[0008] 従来よ 、 金属製の集熱板に選択吸収処理 行う技術はメ ッ キ, 塗装など多く の技術が知られている。
[0009] 一方プラスチ ック製の集熱板は、 高密度ボ リ エチ レン どのポ リ オレフ ィ ン樹脂にカ ー ボンブラ ッ ク等を充塡し、 プロ —成型 で製造しているが、 この集熱板に太陽光の選択吸収処理をする のは困難であ った o
[0010] ポ リオレフ ィ ン系樹脂製の集熱板に上記選択吸収処理をする ことが困難であ った理由は 2つ挙げられる。
[0011] 1 点目は、 ポ リ オレフ ィ ン系樹脂は非粘着性であるため、 樹 脂上への被覆の形成が極めて困難な点である 0
[0012] 2点目は、 従来の金属製の集熱板を対象と して適用されて来 た選択吸収処理は、 全て集熱板が赤外線の低放射体であること を利用していた訳であるが樹脂製の集熱板となると赤外線の高 放射体であるため、 金属製の場合と同様な方法は適用不可な点 て る。
[0013] 発明の開示
[0014] そこで本発明の第 1 の目的は、 金属に対して軽量で耐食性の 優れたポリオレフ ィ ン系樹脂製の集熱板の表面に、 選択吸収処 理をし、 太陽熱集熱器の性能を向上させることである。
[0015] 第 2の目的は、 選択吸収処理を生産性に優れた塗装方式にて 実施し、 安価で性能の優れた太陽熱集熱器を提供することであ
[0016] Ό O
[0017] 第 3の目的は、 紫外線による劣化に弱い樹脂表面を苛酷 ¾太 陽熱集熱器使用環境において、 長時間に渡って保護し、 耐久性 の優れた太陽熱集熱器を提供することにある。
[0018] そして、 以上の目的を達成するため本発明では、 ポ リ オ レフ ィ ン樹脂系基材上に、 熱可塑性ァク リ ル樹脂も しくはアルキ ッ ド樹脂または塩素化ポリ ォレ フ ィ ン樹脂またはエポ キ シ樹脂お よびメ タ リ ツク粉末を主成分とする第 1 の被覆を形成し、 さ ら にこの第 1 の被覆層の上に太陽光の選択吸収能を有する第 2の 被覆層を形成する。 第 2の被覆層は F e , n , C u , C r , C o , N i の群から選択した 1 種以上の酸化物および複合酸化物とァク リ ル樹脂、 フ ッ素樹脂, ウ レ タ ン樹脂, アルキ ッ ド樹脂の群から 選択した 1 種以上の樹脂を主成分とした 5 μ ΐη以下の被覆とする。
[0019] 以上の構成によ 、 第 1 の被覆層によ り、 赤外線の放射を抑 制する効果が付与され、 第2の被覆層は、 赤外線には比較的透
[0020] O PI
[0021] W1PO. • 明で、 太陽光を良好に吸収するため、 集熱面に選択吸収性が付 与される。
[0022] この被覆の形成は、 塗料を用いて、 塗装にょ 実施するため 大量生産が可能で安価である。
[0023] また基材と被 ¾との密着は、 基材樹脂の表面に 2 5 O z m 以 下の凹凸を形成して、 接着面を増大させているため、 極めて良 好である。
[0024] 基材の水分、 紫外線等による劣化は、 被覆層が抵抗となって、 表面が保護されるため、 防止され良好 ¾耐久性が得られる o 図面の簡単な説明
[0025] 第 1 図は本発明の一実施例の太陽熱集熱器斬面図、
[0026] 第 2図は同集熱板の断面図、
[0027] 第 3図は同集熱板に関して、 接着力が問題と ¾る接着界面に ついて示した断面図、
[0028] 第 4図は、 本発明一実施例品と従 品との集熱面の分光反射 特性を比例した特性図、
[0029] 第 5図は、 同集熱板の第 2の被覆層の膜厚と太陽光吸収率 ( および赤外線放射率 (ε)との関係を示した特性図、
[0030] 第 6図は、 本発明を適用した太陽熱集熱器と従来ものを比較 した特性図である。
[0031] 発明を実施するための最良の形態
[0032] 第 1 図は、 家庭給湯用の目的で一般に適用される太陽熱集熱 器を示し、 この太陽熱集熱器は、 ガラス板等の透過体 1 と、 板 状の集熱板 2 と、 板状の断熱材 3 とによ なる。 集熱板 2はポ リオレ フ ィ ン系樹脂製であ 、 通常プロ—成型法によ り成形さ • れる o
[0033] また集熱板 2の内部は、 水などの熱媒が循環する構成と ¾る。 第 2図は、 第 1 図の集熱板2を示し、 断面は I , E, mの3 層よ ] 成る。 I層におけるボリ才 レフ ィ ン系樹脂よ 成る基材
[0034] 5 4の上に、 赤外線放射を抑制するための第 1 の被覆層 Πが形成 され、 さ らにその上に太陽光の選択吸収能を有する第 2の被覆 層] Πが形成される。 a側が太陽光受熱面側であ 、 b側が変換 した熱が伝達される媒体側である。 前記第 1 の被覆層 Πは熱可 塑性ァク リル樹脂、 も しくはアルキッ ド樹脂、 塩素化ボリ ェチ t O レン、 エポキ シ樹脂 ¾どのパイ ンダ— 5と、 メタ リ ツク粉末 6 を主成分として構成されている。 メタ リ ツク粉末 6が赤外線を 良好に反射される。 ' また第 2の被覆層 ΙΠは、 太陽光の選択吸収能を有する被覆層 であるが、 太陽光波長領域では良好な吸収能を持ち、 赤外線波 1 5 長領域では充分な透明性を持っている。 したがって、 太陽光 A はこの第 2の被覆層 ΠΙで吸収され、 かつ熱変換されて第 1 の被 覆層 Πおよび I層を矢印 Bで示すよ うに熱伝導して、 熱媒側 b へと熱伝達される。 一方、 表面からの輻射損失は第 2の被覆層
[0035] ΠΙが赤外線に充分透明であるため、 第 1 の被覆層 Πのメタ リ ッ
[0036] 20 ク粉末6によ 支配されて低い放射率となり、 その結果基材 4 上で充分な選択吸収性が実現する。
[0037] また基材 4であるポリオレ フ ィ ン樹脂との接着に関しては、 従来極めて接着が困難であつたが、 本発明一実施例においては、 塩素化ポリオレフ イ ン樹脂を用いることで接着の困難性は解消
[0038] 25 される 0
[0039] O PI
[0040] — W1POー 尚、 基材 4のポリオレフ ィ ン樹脂としては、 大部分が高密度 ボ リ エチレン樹脂が適用されているため、 以下の記载ではポリ エチ レン樹脂の場合を中心に説明する。 ¾お、 ポ リ プロ ピレン 樹脂の場合にはポ リ エチレンをポ リ ブ口 ピレンに置換ればその まま適合する。
[0041] 接着の困難 ¾ポリ エチレン樹脂の基材 4との接着に関して、 その溶解性パラメ —タに注目 して、 塩素化ポリエチレンを用い る試みは新しい訳で い。 すでにこの種の技術として、 イ ンキ 等で実用化されているが、 その多くは、 溶液法で製造した比較 的低分子量(分子量数千 )の塩素の含有量を 6 6 %以上に高塩 素化したもので、 これにおいては、 低 ' 中圧ポ リ エチレンに対 する接着性は良好であるが、 高密度ポ リ エチ レンに対する密着 性は問題があつた。 塩素化ポリエチ レンの製法に関して、 水性 懸濁法によ 製造された塩素化ポ リ エチ レンがある。 これにお いては、 分子量数万〜 1 O数万、 塩素含有量 3 0〜 5 O %の塩 素化ポリエチレンが得られる。
[0042] 本発明一実施例の構成においては、 水性懸濁法によ 製造さ れた塩素化ポリ エチレンを用いるのが望ま しい。 その理由は以 下の点である。
[0043] (1 ) メタ リ ック粉末 6のリ ー フ イ ング性に関して、 塩素含有量 の程度が低いため、 メタ リ ック粉末 6のリ ー フ イ ング性を損う ことが少 い。 すなわち、 極性が小さ く、 かつ酸価も低いため、 有効なメ タ リ ック粉末 6のリ ー フ ィ ングが実現できる。
[0044] (2) 分子量が大き く、 高密度ポ リ エチレン と の構造の類似部分 がよ 多いため、 良好る接着性が実現できる。
[0045] O PI
[0046] W1PO 但し、 これらの塩素化ボリ エチレンは、 分子量が大き く、 か つ溶液粘度が高いため、 やや他の樹脂との相溶性で限界がある カ 、 被覆系と しての安定した物性を実現するため、 他の樹脂と 混ぜて用いるのが良い。 アルキッ ド樹脂, アタ リル樹脂に前記 塩素化ポ リ エチレンを混合して用いる と、 良好な樹脂ベースが 得られる。 メ タ リ ツク粉末 6をこれらの樹脂べ-スに分散させ、 良好 ¾赤外線反射が得られるよ う ¾被覆層を実現しよ う とする と、 非常な困難がある。 良好な赤外線反射を得るためには、 メ タ リ ック粉末 6の過度の分散は禁じなければならないが、 リ - フ ィ ング性を良くするための範囲の分散でとどめた場合、 塗膜 はメ タ リ ッ クのリ ー フ ィ ング層で表面剝離しゃすく不安定なも のと ¾る。
[0047] また、 密着性が十分達成できる分散を行う と、 リ フ イ ング 性が成立し難く ¾る問題が発生する.つ この困難を克服するため に、 エポキシ樹脂の添加が極めて有効である。 このエポキシ樹 脂は、 メタ リ ツク粉末 6のリ -フ ィ ング性を良好に保持したま ま、 しかも、 メタ リ ック粉末 6 自体を良好に被覆中に安定に接 着するという機能を達成する。 また、 メ タ リ ック粉末 6 と して は、 銅, アル ミ ニ ウ ムなどのリ ー フ イ ング性を有する メ タ リ ツ ク粉末6が適用可能で、 粒子の荒いア ルミ 二ゥム紛を用いるの が望ま しい。 メタ リ ック粉末 6の配合比と しては、 5〜 4 0 W t %の範囲で用いるのが良い。 望ま しくは 1 0〜 2 5 Wt %の範囲 が最適の リ フ ィ ング性と密着性を与える。
[0048] このよ うな第 1 の被覆層 ϋが形成されると、 これによ ] 、 金 属のよ うな低放射率の面が実現するため、 この第 1 の被覆層 H
[0049] OMPI の上に、 従来金属上で適用されて来た太陽光の選択吸収能を有 する多く の塗装系の被覆が適用可能と ¾る。
[0050] 但し、 第 1 の被覆層 Πの密着性あるいはブラスチック上での 適用のための硬化条件に関する制約、 または選択吸収性に関す る条件から、 第 2の被覆層 ΙΠとしては、 Fe, Mn, G il, Gr, Ni, Co 群から選定した 1 種以上の酸化物 よび複合酸化物 7と、 アク リ ル樹脂, フ ッ ソ樹脂, ウ レタ ン樹脂, アルキ ッ ド樹脂の 群から選択した 1 種以上の樹脂 8を主成分とした 5 m 以下の 被覆層であることが望ま しい。
[0051] 上記金属酸化物系顔料は、 赤外線吸収がほとんど ¾く、 良好
[0052] ¾太陽光吸収能を有する。 これらの金属酸化物は o.o 1〜o.s μ m の粒径範囲のものを用いるのが望ま しい。 この粒径の場合 には太陽光を良好に散乱吸収する効果が顕著であると考えられ るためである o
[0053] またァク リ ル樹脂, フ ッ ソ樹脂, ウ レタ ン樹脂, ア ルキ ッ ド 樹脂は、 いずれも第 1 の被覆層 H との良好な密着を実現する。 また膜厚を 5 / m 以下と設定しているため、 比較的良好な赤外 線の透明性を示す。
[0054] 以下、 具体的実施例を中心としてその効果を設明する。 選択 吸収性の評価は以下の方法で行つた。
[0055] 吸収率 の評価は、 島津製作所製 M P S— S OOO型自記分光 光度計(入射角 8° , 積分球反射装置付き ) を用いて、 波長
[0056] 0.3〜 2·θ m の測定値から大気輻射 A M = 2の放射率に対し て計算した。 また放射率 εの評価は、 DEVI C ES&SERV I GES COMPANY社製 D and SAERD型放射率計を用いて直接評価し
[0057] OMPI ± o
[0058] 実施例
[0059] 基材 4とするために、 1. 5 %のカ ーボンブラ ックを含有する 高密度ポ リ エチレンを了 o m m x i 5 o m m X 1 mm の寸法にし、 この板をテス ト ピ スとして用いた。 この試料の放射率 εは
[0060] 0. 9 2であった 0
[0061] 第 1 の被覆層 II と る下塗 塗料は、 表 1 の配合で秤量し、 ボール ミ ルを用いて、 時間分散混合して調整した。 次にこの 塗料を 1 ο〜2 ο m の膜厚にて、 前記テス ト ビース上に塗布 して、 6 O で約 1 時間乾燥させた。 この各試験片について、 セ π テープ剝離試験によ 密着性を評価した結果を表 2に示す。 この表 2の結果からメタ リ ック粉末 6のリ ーフ ィ'ングを有利に して過度の分散を避けた分散状態に いて、 メ タ リ ッ ク粉末 6 自体はエポキシ樹脂と懸濁法による塩素化ポ リ エチレンの共存 がないと、 極めて不安定であることがわかる。
[0062] 次に表 3の配合にて、 第 2 の被覆麕 1Πとなる上塗 塗料を調 合した。 いずれも、 ボー ル ミ ルを用いて、 2 4時間分散混合し て調整した。 この塗料を P — 1 2の塗料が塗布してあるパ ネ ル の上に約 1 5 m の乾燥膜厚にて塗布した。 下塗り塗料の配合(重量部)
[0063]
[0064] 米 1 東洋アルミニゥム賴 ァ ノレペー ス ト 「 0 1 O O X 」 米 2 大 日本イ ン キ㈱ ァク リティ ック 「 5 6— 83 4 」 米 3 油化シェルエポキシ㈱ ェ ピ コ — ト 「 8 2 8 」
[0065] 米 4 " " 「 1 0 0 1 」
[0066] 米 5 旭 電 化 ㈱ アデ 力 プレ ン Γ C E 」
[0067] 来 6 大 阪 曹 達 ㈱ ェマルラ ックス ( A — & 2 0 」
[0068] ^ 大 日 本 イ ン キ㈱ ベ ッ コ ソ *—ノレ 「 J一 S 5 7 」 来 8 三菱 レ ー ヨ ン㈱ タ -ィ ャナール | L R— 1 43 1
[0069] ΟΜΡΙ 表 2 下塗 り 被覆の評価結果
[0070]
[0071] OMPI 表 3 上塗り塗料の配合( 重量部 )
[0072]
[0073] 米 1 大日精ィ匕賴:ダイビロキサイ ドカラ一「 #955O」(Fe203.Mn02.GuO)
[0074] ^ 2 " 「 # 951 O」(CuO . Cr203 ) 米 3 デグサ (西独) :カラ一ブラック Γ F W— 2 OO」( 力一ボンブラック) 米 4三菱レーヨン眯:ダイヤナ一ル f LR— 1 43」( アタ リル樹脂) 米 5大日本ィンキ㈱:べッコゾ―ル 「 J — 557 」 ( アルキット 1封脂) 米 6旭硝子㈱:ルミ フ ロン「 L F — 1 00 」 ( フ ッ ソ樹脂)
[0075] ァ信越化学㈱:信越シリ コーン Γ K R —25 5 」 ( シリコー 脂) ^ 8住友バイ ェルン㈱ : テスモフ -ン「800」( ゥ レタン樹脂) 米 9油化シ-ルエポキシ㈱:ェピコ一卜「 1 OO 1 」(エポキシ樹脂)
[0076] OMPI 表 4 塗装被覆系の性能評価試験結果
[0077] 上記表 4は、 各被覆系の性能評価試験結果を示したものであ る ο
[0078] 上記結果から、 金属酸化物系顔料とカ ー ボンブ ラ ッ クを比较 すると、 力一ボンブラ ッ クでは 1 .5 / mの膜厚であっても、 選 択吸収性は実現しているい。 またシ リ コ ー ン樹脂はプライ との密着性に難点があること、 そしてまたエポキ シ樹脂は赤外 線の透明性に関して劣っていること等がわかる。 また、 フ ッ素 樹脂を用いた場合には最良の結果が得られている。
[0079] ¾ぉ、 被覆の説明の項では省略したが、 被覆の実現に関して 被覆においては、 塗装作業性の保持のための充項剤 , 添加物 ,
[0080] OM ∑ 界面活性剤、 その他を含んでいても良いものである。
[0081] 前記塗料の組合せ系において、 P — 1 2の塗料を下塗 り と し て用い T — 7の塗料を上塗り と して用いた場合に、 塗膜物性の 信頼性は最良とるる。
[0082] 本発明のごと く第 1 '第 2の被覆層 Π , Iを用いる場合、 よ り信頼性の高い密着性を実現しよ う とする場合、 各種の結合力 の観点から考察して、 基材 4 と第 1 の被覆層 H である下塗 り塗 膜との接着信頼性の向上が課題とるる。
[0083] 両者の接着信頼性を向上させる手段と して、 接業面積を向上 させる観点から、 基材 4表面に微小る凹凸を形成するこ とを検 討した。
[0084] 下記の試験を実施した。
[0085] 高密度ポ リ エチ レ ン樹脂( 但し、 1 .5 Wt のカー ボンブラ ッ クを含有 ) から成 り、 9 5 »W X 1 の寸法の板 をテス ト ピース と して用いた。
[0086] これは、 内部が中空とな ってお り、 ブロ ー成型にて、 成型し たものである。
[0087] このテス ト ピースに関して、 表裏を 9 5 X 9 5 »*の 4つの ゾー ンに分け、 ブロー成型の金型に対して 4 O , 6 O , 8 0、 および 1 O Oメ ッ シ ュ の各粒度でサン ドプ ラ ス 卜 した金型を用 いて、 表裏の 4つの.ゾ—ンに各々微小の凹凸が形成される状態 で成型した。
[0088] 走査型電子顕微鏡にて、 表面の凹凸を評価したところ、 4 0 メ ッ シ ュ で 3 5 0 ^ 111、 6 0 メ ッ シ ュ で 2 5 0 ί Πΐ 8 0 メ ッ シ ュで 1 8 θ ΐη、 1 0 0 メ ッ シ ュ で 1 5 0 m平均の凹凸面が
[0089] ΟΜΡΙ • 形成されていた。
[0090] 先の P — 1 2 と類似の塗料の系で、 アル ミ ニ ウ ム粉末の含有 量のみ変化させて塗料を調合し、 いずれも上記基材 4上に約 10 〜 2 θ ΐηの被覆厚にて塗布し、 60 °Cで 3 0分間乾燥させた。
[0091] アル ミ -ゥ厶粉末の配合量は塩素化ポリ エチレ ン変性アルキ ッ ド榭脂 1 O O重量部に対して 1 0 , 2 0 , 30 , .4 0 , 5 0 重量部と変化させた。
[0092] この被覆について、 密着性をセ ロ テープ剝離テス ト にて評価 した。
[0093] この結果、 4 O メ ッ シュ のサンブルの場合には、 アル ミ ニ ゥ ム含有量 2 O重量部以上で一部点状剝雜、 4 O重量部以上で剝 錐を生じたのに対して、 6 0 メ ッ シ ュ の場合には、 4 0重量部 以上で点状剝錐が生じたのみに留ま り、 S Oメ ッ シュ以上では、 剝錐等の異状は全 認められるかった。 了ル ミ ユ ウ ム含有量 30 重量部以下にて用いるのであれば、 表面に、 2 5 0 m以下の 凹凸を形成しておけば、 良好な接着性が得られることを確認し た。
[0094] 下記表 5に、 基材 4の表面粗度を 1 s o m と して、 第 1 の 被覆層 II である下塗り塗.料と して P — 1 2の塗料を用い、 T - 了の塗料を第 2の被覆層 Iである上塗り と して用いた場合の被 覆系の塗膜物性の信頼性試験結果を示す。
[0095] ポ リ オ レ フ ィ ン系樹脂基材上の被覆と しては、 いずれも太陽 熱集熱器と しての苛酷な試験であるに も拘らず、 良く耐えて、 良好 ¾密着信頼性が得られている。
[0096] T ーァの塗料は、 溶剤型フ ッ素樹脂バイ ンタ-—を用いている
[0097] ' O PI — 1 s~
[0098] ものである。 溶剤型フ ッ素樹脂は、 4 フ ッ化エチ レ ン樹脂とァ ル コ —ル性水酸基を有する樹脂との共重合ポ リ マーである。
[0099] 4 フ ッ化エチ レ ン樹脂は溶剤に溶解せず、 塗料化が困難である のに対してアルコ ール性水酸基が導入されたこ とで溶解性が改 善され、 非常に扱い易いバイ ンダーと っている。 硬化はイ ソ シァネー ト を用いて、 ア ル コ ー ル性水酸基と ウ レ タ ン結合させ て硬化させる。 T — 7の系の塗料では、 日本ポリ ウ レ タ ン工業 眯の「 コ ロ ネ— ト E H 」 を用いて硬化させている。
[0100] これによ り フ ッ素樹脂と しての耐候性の良さ、 等の優れた特 性と、 塗料と しての扱い易さが両立している。
[0101] 表 5の結果は、 このフ ッ素樹脂を用いていることに帰因する 部分も多い。
[0102] 以下において、 本被覆系にて、 良好 密着信頼性が得られ ている理由について、 結合力、 接着性の観点から考えてみる。
[0103] 表 5 塗膜物性信頼性試験結果
[0104]
[0105] OMPI 第 3図に、 当被覆系において問題と る接着界面を示してい る。 4種の接着面が問題と ¾る。
[0106] Ο基材 4と下塗 り被覆( 第 2の被覆層 II ) との接合……ポリ ォ レ フ ィ ン樹脂と塩素 ί匕ポ リ オ レ フ ィ ン との フ ァ ンデルヮ 一 ル ス カによる接着が行われている と考えられる。
[0107] ®メ タ リ ツ ク粉末 6の第 1 の被覆層 II 中への接着保持……ェ ポキシ樹脂による水素結合によ り接着されていると考えられる ®第 1 の被覆層 ϋ と第2の被覆層 I との相間接着……ェポキ シ樹脂( 第 1 の被覆層 ) と反応性ィ ソ シァネー ト ( 第 2の被覆 層 ) とのウ レ タ ン結合による共有結合によ り接合が行われてい ると考えられる。
[0108] ®金属酸化物系顔料の第 2の被 ¾層 Ϊ 中への接着保持……溶 剤型フ ッ素樹脂( 分子内に反応性水酸基を有する ) による水素 結合によ り接着が行われていると考えられる。
[0109] 以上の理由によ り優秀な密着性が実現している ものと考えら れる。
[0110] 第 4図に、 本発明一実施例の集熱板 2の分光吸収率を評価し た結果を示す。 第 4図で 1 が従来の黒色プラ スチッ ク集熱板の 場合で、 2が本発明一実施例の集熱板の場合である。 2 m 〜 3 mの波長で吸収率の選択性が得られていることが分る。
[0111] 第 5図には、 间じ被覆系で第 2の被蕖層 I である上塗 り塗料 の膜厚を変化させた場合の太陽光吸収率 (な)と赤外線放射率 (6) との関係を評価した結果を示す。
[0112] 上塗り膜厚を 1 〜 1 . 5 i n と した場合にと くに良好 ¾選択吸 収性が得られている。
[0113] Ο Ρί W1PO - 第 6図に、 平板型集熱器で本発明一実施例の太陽熱集熱器の 集熱性能について比較評価した結果を示す。
[0114] 第 6図において、 Aが従来の黒色ブラ スチッ クの集熱板の場 合、 B力 本発明の一実施例の集熱板の場合で、 Gは、 金属板 上に従来の選択吸収処理( 着色ス テ ン レス ) を実施した場合で あ 。
[0115] 本発明の集熱板を用いる場合には、 従来の黒色プラスチ ッ ク の場合と比較して約 5 %の集熱効率の向上が見込まれる。 逆に 金属の着色ステ ン レス の場合と比較する と 5 %劣る力 価格が 2割以上安ぐ るるこ とが期待されるため、 得る計算となる。
[0116] 産業上の利用可能性
[0117] 以上の実施例でも説明 したよ うに、 本発明では、 上記集熱板 上に、 集熱面の赤外線放射域での低放射化を図るため、 熱可塑 性ァク リ ル樹脂、 アル キッ ド樹脂、 塩素化ポリ オ レ フ ィ ン樹脂 エポキ シ樹脂の少る く と も一つと、 メ タ リ ッ ク粉末とを主成分 とする第 1 の被 ¾層を形成し、 その上に、 太陽光の選択吸収性 を有する第 2の被覆層を形成した ものである。
[0118] この構成によ り、 太陽熱集熱器と しての苛酷る使用環境に良 く耐え得る信頼性の優れたコ ス 卜 パ フ ォ 一マ ン スの有利る太陽 熱集熱器が得られる。
[0119] OMPI
权利要求:
Claims• 請 求 の 範 囲
1 . ポ リ オ レフ ィ ン系樹脂を主成分とする集熱板上に、 熱可塑 性ァク リ ル榭脂、 アルキ ッ ド樹脂、 塩素化ポリ オ レフ ィ ン樹脂- エポキシ榭脂の少 く と も一つとメ タ リ ツ ク粉末とを主成分と する第 1 の被覆層を形成し、 さ らにこの第 1 の被覆層の上に、 太陽熱の選択吸収能を有する第 2の被覆層を形成したことを特 徵とする太陽熱集熱器。
2 . 請求の範囲第 1 項において、 第 2の被覆層は、 Fe, Mn , Gu, Gr, Ni, Goの群から選択した 1 種以上の酸化物および複 合酸化物と、 ァク リ ル樹脂 , フ ッ素樹脂 , ウ レ タ ン榭脂 , ア ル キッ ド樹脂の群から選択した 1 種以上の樹脂とを主成分と した 5 m以下の被覆層であることを特徵とする太陽熱集熱器。
3. 請求の範囲第 1 項において、 集熱板の表面を、 2 5 0 ^ m 以下の凹凸面と したことを特徴とする太陽熱集熱器。
4. 請求の範囲第 2項において、 フ ッ素樹脂と して、 アルコ — ル性水酸基を有するポリ マーとの共重合体を用いて、 イ ン シァ ネー トにて硬化させることを特徴とする太陽熱集熱器。
5. 請求の範囲第 2項において、 第 2の被覆の膜厚を 1 〜 1.5 " m と したこ とを特徴とする太陽熱集熱器。
O PI
4 ipo
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同族专利:
公开号 | 公开日
US4556048A|1985-12-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1984-03-01| AK| Designated states|Designated state(s): AU US |
1984-03-01| AL| Designated countries for regional patents|Designated state(s): DE FR GB |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP57143923A|JPS6355624B2|1982-08-18|1982-08-18||
JP57211560A|JPS6410752B2|1982-12-01|1982-12-01||AU18846/83A| AU1884683A|1982-08-18|1983-08-16||
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